9月30日放映された「白旗の少女」を昨日から今日にかけてビデオで視た。
テレビ東京開局45周年記念作品でなかなかの力作であった。
妻は、リアルで視たのだが、内容の重さに途中で視るのをやめてしまった。
ビデオ撮っておいてラッキーでした。
沖縄には、日本復帰前に本島、先島を回った。
今のように長期休暇が認められていない時代で
休暇を取るのに苦労した。
京都大学の人文学者の川喜多次郎先生の「移動大学」に参加して
名護市のインブビーチの中でテント生活をしながら
沖縄の将来について研究した。
そんな訳で
沖縄には関心があったのだが、それよりも
黒木瞳さんが出演するのがやはり動機の一つになった。
物語は実話で「比嘉富子」さん当時6歳が、平和な生活から突然
沖縄戦に巻き込まれ、白旗を掲げて助かるまでの出来事を実写フイルムを多用して
沖縄戦の実態を描き出していた。
何度も涙を誘われる場面があった。
振り返って、彼女が何故助かったのかを考えてみた。
彼女の回想シーンの中で
かくれんぼをしていて、すぐ見つかってしまい。
兄から、皆と同じところに隠れているから見つかる。
みんなと別なところに隠れれば見つからないと教わった。
次々に避難民の集団が爆撃で狙われる中で
その事を思い出して、集団を離れて
単独行動をとった事が
助かった要因の一つのように描かれていた。
確かに、株の格言に「人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け」(千利休)というのもあります。
ネットショップにしても、隠れた需要をさがして成功に結びつける。
また、人生には思わぬ助けの手をさしのべてくれる人を忘れてはならないように思う。
ガマ(沖縄の自然洞窟)の中にいた老夫婦のように。